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メーカー | フォルクスワーゲン | |
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車名 | ニュービートル | ||
JC08モード燃費 | 9.9km/L | ||
エコカー減税 | - | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 排気量 |
4130mm | 1735mm | 1500mm | 1600cc 2000cc |
ボディタイプ | クーペ | セグメント分類 | Cセグメント |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
229~324万円 | 88~196万円 |
フォルクスワーゲンのニュービートルは、同社の量産型第1号である「タイプⅠ」、通称ビートルをモチーフにして1998年から2010年まで製造された車種です。
ビートルのデザインを踏襲したエクステリアが高く評価されましたが、同時に快適性や運転性には低い評価が与えられたことから、後継車は問題点を排除すると同時に車名も変更、「ザ・ビートル」とネーミングされています。
ニュービートルはデザインを優先して設計した車であると同時に、4代目ゴルフをベースにしてコスト削減も果たしています。
その結果、いくつかの点が犠牲になりました。ビートルは空冷エンジンをリアに搭載、後輪を駆動させることで丸味を帯びたボディ形状を実現できましたが、ニュービートルはFF(フロントにエンジン、フロントを駆動)のレイアウトを取ったため、ボンネット下のスペースが狭くキャビン部を圧迫しています。
またルーフも半円のエクステリアを採用しているので、後部席の快適性が損なわれています。
ボディ全体が丸味を帯びていることから前方、後方ともに車体の見切りが悪く、車体感覚に関しては慣れが必要でした。
しかし、これらのデメリットがありながらもニュービートルはそのデザインから世界中に歓迎され、他の車にはない個性を求める人、とくに車の好きな女性から高い支持を得ました。男性には苦手な運転席脇にある一輪挿しも、好意的に受け入れられています。
ニュービートルのように思い切ったデザインの車は、国内で製造できるのは軽自動車メーカーぐらいなもの、というくらい先鋭的かつ不便な車で、実用性重視の車種を作り続けているフォルクスワーゲンが、あえてニュービートルを作った懐の深さには驚かされるものがあります。
犠牲になっているのは運転性や後部席の快適性だけでなく、空力性能も悪いので燃費も同様、さらに傾斜しているリアエンドのため、トランクの形状が悪いので積載能力も低くなっています。
それでも国内販売は好調で、中古車市場には車数が豊富に揃っています。ニュービートルの国内販売は1999年からですが、2005年にマイナーチェンジを行い、フロントやリアのフェンダーの形状を改良、サイドミラーも改善して後方の視認性を高めています。
中古車で購入するなら、マイナーチェンジ後の走行距離が短めである車種がお勧めです。
2007年登録モデルで走行距離3万km以内を探すと、130~150万円台で程度の良い車種を見つけることができます。登録最終年度の2010年モデルならば150~180万円前後で見つかるので、手に入れやすい輸入車といえます。
ただし、ニュービートルはセルモーターのオーバーランが致命的欠陥といわれています。購入する際、セルモーターを回した時に少しでも異音を感じたらトラブルになる可能性が高いので、この点だけは必ずチェックするようにしましょう!
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