輸入車の雑誌なんかを読んでみると、車種の分類のところで、AセグメントやCセグメントと書かれていることがあります。
「セグメント」という言葉は日本人にはほとんどなじみがない表記ですが、日本では車の分類をコンパクトカーやセダンといったように分類しますが、ヨーロッパではセグメントで分類することが一般的です。
セグメントにはA・B・C・D・E・F(L)まであり、「~セグメント」と表記されます。
基本的なイメージは、Aセグメントが最もリーズナブルでコンパクトな車種、F(L)セグメントが最も価格が高くて大きな車種です。
価格(安)・小さい A < B < C < D < E < F(L) 価格(高)・大きい
Fはフルサイズ(Full size)、Lはラグジェアリー (Luxury car) と考えられていますが、必ずどちらかが表記されています。
しかしF(L)セグメントというのは、1000万円以上する超高級車になりますので、一般的な車種のほとんどはA~Eのセグメントに分類されます。
どのセグメントに分類されるかは日本の軽自動車や普通車、大型車などのように明確ではなく、全長や価格、イメージ、ボディサイズなど複合的な要素によって分類されます。
この辺りがなんでもきっちりと決めたがる生真面目な日本人とは少し違うところです。ヨーロッパのセグメントは少しおおらかな分類なんです。
セグメント分類は車体の全長によって大まかに分けられます。全長の目安はそれぞれ以下ですm(_ _)m
セグメント | 全長 | イメージ |
---|---|---|
A | 3.7m以下 | 日本の軽自動車クラス |
B | 3.7m~4.2m | 日本のコンパクトカークラス |
C | 4.2m~4.5m | 少し大きめのコンパクトカークラス |
D | 4.5m~4.8m | 小型セダンクラス |
E | 4.8m~5.0m | 中大型セダンクラス |
F(L) | 5.0m以上 | 大型セダンクラス |
この中で最も競争が激しいのはCクラスで、ゴルフやAクラス、1シリーズなどが属します。もっとも多くのラインナップがあります。Dクラス以降は高級車と呼ばれる車種になってきます。
セグメントの意味がわかったところで、実際にはどのような車種がどのセグメントに属するのかまとめてみました(^^)
セグメント | 代表車種 |
---|---|
A | VW UP!、SMART fortwoシリーズ、FIAT 500、FIAT パンダなど |
B | VW POLO、MINI、アウディ A1、シトロエン C3など |
C | VW ゴルフ、BMW1シリーズ、ベンツ Aクラス・Bクラス、ボルボV40など |
D | BMW 3シリーズ、ベンツ Cクラス、アウディ A4、VW パサートなど |
E | BMW 5シリーズ、ベンツ Eクラス、アウディ A6など |
F(L) | BMW 7シリーズ、ベンツ Sクラス、アウディ A8など |
2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したゴルフはCセグメントに属します。
日本で人気ある高級車としては、ベンツのCクラスや、BMWの3シリーズなどで、Dセグメントに属します。
輸入車といえば、一昔前はDセグメント以上の高級車が多く日本でも人気がありましたが、最近ではA・B・Cセグメントといった、比較的コンパクトで燃費の良い車種に人気が集まっています。
先ほどAセグメントが価格が最もリーズナブルで、F(L)が最も価格が高いとお話しましたが、セグメント別のおおよその車体価格の目安は以下です。
セグメント | 車体価格の目安 |
---|---|
A | 150万~250万円 |
B | 200万~300万円 |
C | 250万~350万円 |
D | 350万~600万円 |
E | 550万~1000万円 |
F(L) | 1000万~2000万円 |
日本ではA・B・Cセグメントの車種の人気が高いですが、車体価格でいうと150万~350万円程度の価格になります。オプションや諸費用などを含めると、総支払額180万~420万円の価格帯です。
この程度の価格帯であれば日本車でもたくさんありますので、輸入車とはいえ価格が高いものばかりではないということがわかります。
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