"輸入車はガソリンがハイオクだからガソリン代が高い!"と聞いたことはありませんか?
たしかに現在、ハイオクの方がレギュラーよりも10円前後高くなっています。
ハイオクはレギュラーガソリンよりも精製時に手間がかかるため、その分高くなっているのです。
輸入車はほとんどの車種がハイオク仕様車のため、日本ではハイオクガソリンを入れる必要があります。
ハイオクの方が確かに少し高いのですが、実際のガソリン代を考えてみると、レギュラーとのガソリン代の差はどの程度になるのか、比較してみたいと思います!
今、大人気のゴルフ(実燃費15km/L)と、トヨタ フィット(実燃費15km/L)で、1年間で10000km走った場合のガソリン代の差は以下です。
ゴルフ | フィット | |
---|---|---|
必要なガソリン | 666.6L | 666.6L |
ガソリン単価 | ハイオク155円 | レギュラー145円 |
ガソリン代 | 103,323円 | 96,657円 |
いかがでしょうか?
10000km走った場合のガソリン代は、輸入車のゴルフが103,323円、日本車のフィットが96,657円となりました。その差、6666円です。
月々になおすとたった555円です。
輸入車はハイオクだからガソリン代が高いと言っても、月々500~600円程度しか変わりませんので、日本車とたいして変わりません。
輸入車はハイオクだからガソリン代が高いと、一概に決めつけるのは間違っているということがわかります。
ガソリン代を考えるうえで最も重要視すべきは、ガソリンの種類ではなく実燃費の方なのです!
実燃費というのはカタログ燃費(JC08モード燃費)とは違い、実際に道路を走った際の燃費のことです。
例えばゴルフのカタログ燃費は、14.4~21km/L(グレードにより異なる)です。しかし実際に一般道を走行した実燃費は10~15km程度になります。
ここで実燃費が15km/Lのゴルフと、実燃費が12km/Lの日本車ヴィッツの場合で、10000km走行した場合のガソリン代を比較してみます。
ゴルフ | ヴィッツ | |
---|---|---|
必要なガソリン | 666.6L | 833.3L |
ガソリン単価 | ハイオク155円 | レギュラー145円 |
ガソリン代 | 103,323円 | 120,828円 |
ゴルフが103,323円、ヴィッツが120,828円となりました。
輸入車であるゴルフはハイオク仕様ですのでガソリン単価は高いのに、燃費がヴィッツよりも1Lあたり3km良いので、結果的に2万円程度ガソリン代が安いという結果になりました。
ハイオク・レギュラーというガソリンの種類よりも、実際にかかるガソリン代は実燃費に左右される!ということがご理解いただけたことと思います(^^)
ますます輸入車はハイオクだからガソリン代が高い、と一概に言われることは間違っているということがわかってきました。
実燃費はカタログには載っていませんので、実際にその車種に乗っている方の口コミを参考にするしかありませんので、「(車種名) 実燃費」等で検索すれば口コミを見ることができます。
実燃費はカタログ燃費よりも5~15km程度低くなることが普通ですが、輸入車の場合は、カタログ燃費と実燃費の差が小さいことで有名です。乗り方によってはカタログ燃費と同じ数値を出すことも可能です。
ゴルフのカタログ燃費は14.4~21km/Lですが、実燃費でいうと10~15km/Lです。ヴィッツのカタログ燃費は18~21.8km/Lですが、実燃費は12km/L程度です。
日本車であるヴィッツの方が燃費数値に差があることがわかります。
以上のように、ハイオクとレギュラーでは実際にかかるガソリン代は思ったほど変わらないということが、ご理解いただけたことと思います。
ハイオクだから輸入車はやめておこうということではなく、実燃費を調べてみて、それから検討するほうが正しいということです(^^)
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