"輸入車は壊れやすいからやめといた方がいい"という話を聞いたことがありませんか?
他にも、「壊れやすい。」とか「あっちこっち修理が必要になる。」というようなことを言う人がいます。
この意見は正しいのか?
私自身の輸入車の経験や車屋さん、車好きの人、ネット上の情報など、さまざまな方の意見を総合して考えてみると、「ん~やっぱり日本車よりは壊れやすいかな?^^;」と思います...。
ただ、最近の輸入車は品質もかなり向上してきていますので、今から10年落ち以内の2005年以降の輸入車であれば、故障の心配はかなり少なくなっています。
まず私たちが輸入車は壊れやすいと思う原因の1つが、日本車を基準にしているからです。
日本にはトヨタやホンダをはじめ、世界でもトップクラスの自動車メーカーが多数あり、自動車産業大国なわけです。
特に日本車の耐久性の高さには定評があり、自動車先進国であるドイツやアメリカでも、日本車の品質の高さは高く評価されています。
私たちは世界一耐久性が高い日本車を基準に比較するわけですから、そりゃあ日本車と比べれば輸入車は壊れやすいという評価になってしまいます(^^;)
ではなぜ日本車の耐久性がこれほどまでに向上したのでしょうか?
単純に、日本人は勤勉で研究熱心だから品質の優れた車が造れたという理由もあるでしょうが、もう1つ大きな理由が、日本には四季があるということです。
四季というのは、春・夏・秋・冬のことですが、日本は気候の良い時もあれば灼熱の夏もありますし、気温がマイナスになるような極寒の時期もあります。
北は北海道から南は沖縄まで、さまざまな気候条件が合わさった国が日本なのです。日本車というのは日本国内どこで車を使用しても大丈夫なように設計されていますので、自然とあらゆる条件下に耐える車が開発されていったのです!
特に輸入車で壊れやすいのは、電装系やゴム系パーツです。
これらのパーツは湿度や温度変化に敏感で、やはり日本の厳しい気候条件下では長期間耐えることが難しく、日本車よりは早めに劣化する傾向があります。
ただしエンジンやミッションといった重要パーツが壊れやすいということはなく、小さなマイナートラブルが大半を占めています。
輸入車が壊れやすいと言われる理由の1つが、車造りの考え方の違いがあります。
日本車はいかに耐久性の高い車を造るかを重視していますが、輸入車はいかに車の性能を引き出すかを重視して造られています。
例えば車のブレーキは、ディスクをブレーキパッドで挟み込むことでブレーキがかかります。
ディスクとブレーキパッドはブレーキを使うたびに消耗していきますが、日本車の場合は消耗度合が非常に少ないです。しかしその分制動力は抑えられています。
対して輸入車はというと、ディスクもブレーキパッドも着実に消耗していきます。しかしその分制動力は高くなっています。
輸入車というのは、消耗する部品はきちんと消耗させて車の性能を引き出すように造られているのです。この辺りが日本車と輸入車の車造りの考え方の違いです。
ですので輸入車は壊れやすいといいますが、一概に壊れているわけではなく、単に消耗品がきちんと消耗して役目を終えたというだけのこともあるのです。
とはいうものの、輸入車のメーカーの中には、まだまだ品質にばらつきがあり、比較的故障が多いメーカーも存在します。
車は日本車であれ輸入車であれ、当たりはずれがありますので一概には言えませんが、輸入車の中では、フォルクスワーゲンやベンツなどのドイツ車は壊れにくいと言われています。
反対に壊れやすいと言われているのは、フランス車やイタリア車のラテン系の国の車や、イギリス車、アメリカ車などです。
ただやはりこの辺りはさまざまな意見がありますので、参考程度にお考えください。
また最近の輸入車では、電装系にデンソーなどの日本メーカーのパーツを採用している車も多数ありますので、輸入車選びの際には、どこのパーツを使っているのかも調べてみるとよいでしょう!
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